運送会社のドライバーの勤務体系について解説

運送会社のドライバーの勤務体系というと、夜中まで運転してハードそうというイメージがあるでしょうか。実はドライバーの勤務時間には厚生労働省が定めた決まりがあるのです。また、ドライバーにはいろいろ種類があるようですが、それぞれ勤務体系が違うようです。これらを以下に調べてみました。

1.ドライバーの種類別勤務体系

運送会社のドライバーは種類によって、勤務体系が違います。以下にご紹介します。

・定期便ドライバー
荷物を積む時間によって、勤務の時間帯が変わります。
朝荷を積む場合は倉庫などで荷物を積んだあと、ルート配送をし、配送が終わってから営業所に戻って報告などをし帰宅します。
朝8時から夜20時前後が一般的でしょう。
朝早くに荷を届ける場合は前日荷を積むことになります。
出社して荷を積み終えたら帰宅し、次の朝配送という流れです。
次の日の朝5時など早い時間に出社し、配送が終わったら次の日の積み荷をして、15時頃帰宅というのが一般的です。

・宅配ドライバー
勤務時間が規則的なことが多いようです。
朝8時頃に出社したら、荷物を仕分け、担当の荷をトラックに積んで担当エリアで配達をします。
20時頃には仕事を終えることができそうです。

・長距離ドライバー
勤務時間がまちまちになりがちです。
行き先、積み荷の状況などで、案件ごとに始業時間が変わってきます。
1日数件を数日かけて配達し、営業所まで戻るというイメージです。

トラックのドライバーは、荷を積む必要がありますが、果たしてどこからが勤務時間になるのかは次の項目で説明いたします。

2.ドライバーの勤務時間

荷物を積むために、営業所、事務所に出社することはドライバーの仕事として必須ですが、ここから勤務時間とカウントされます。
運転、荷物を積み下ろす、営業所に戻って報告、待機、休憩時間、これらもすべて勤務時間としてカウントできます。
「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」(改善基準告示)という、厚生労働省が定めているドライバーの勤務時間は以下の通りです。

・始業時間から終業時間が拘束時間。1ヶ月の拘束時間の限度は原則293時間。1日の拘束時間は基本13時間以内。延長の限度は16時間。
・勤務と次の勤務の間の睡眠時間を含む時間が休息期間。1日の休息期間は連続で8時間以上。

では休日はどうなっているのか、以下でご紹介します。

3.ドライバーの休日の決まり

前述の厚生労働省「改善基準告示」では以下に休日が定められています。
・休息期間+24時間の連続した時間を休日と定める。
どのような場合でも、この休日が30時間を下回ってはいけない。

1日の休息期間は連続8時間と定められているので、この計算でいくと、
・休息期間8時間+24時間。つまり連続32時間以上が休日となります。
ですから24時間休息期間があったとしても、それは休日とは見なされません。

休息期間、休日などについては、さまざまな決まりがあります。
休日労働は2週間に1回が限度となっています。これ以外にも、ドライバーを守るための決まりがしっかり定められています。
例えば仮眠施設で4時間以上の睡眠時間が確保できれば拘束時間を24時間まで延長できるという規則がありますが、これを行えるのは2週間に3回まで。
そのうち2週間の総勤務時間は126時間が上限になっています。

案外休みが取れるのだなという印象でしょうか。
ドライバーの仕事はやはりハードな面もあるので、様々な配慮が講じられているのです。

4.まとめ、ドライバーの健康を守るために

いかがですか?運送会社のドライバーの勤務体系というと、過酷な労働という印象があったかもしれません。
しかし現在ではこのように、様々にドライバーの健康を守る決まりがあります。
これらはドライバーの長時間労働による事故などを防ぐ意味があります。
一方でドライバーの労働環境を向上することにより、労働力を確保したいという企業の努力もあるでしょう。
ドライバーの仕事は基本、一人で完結でき、煩わしい人間関係に巻き込まれることはあまりない仕事です。
また、配送のルートの選定などもほぼドライバーの裁量に任されるので、時間の管理なども自分でできます。
休息、休日などもしっかり保証されているので、運転するのが好きな方、マイペースな働き方を探している方にオススメです。
ちょっと試してみようかな、と思ったら、一度ロジデリで検索してみてはいかがでしょう。

ユウ
ユウ
正社員、フリー、派遣、アルバイトなどなど、多種にわたる転職経験あり。わたしの経歴がどなたかのお役にたてれば!