軽貨物の配送の仕事は軽自動車があればできる
軽貨物の宅配ドライバーの仕事は軽貨物自動車(軽バン)を運転して配送します。
軽貨物自動車は軽なので車体もコンパクト。
中型や大型トラックと違って普段から車の運転をしている人ならば運転しやすいですよね。
一般宅への宅配の配送ならば荷物も主に通販サイトでお客様が購入された物が多く、比較的軽くて小さい荷物が中心で配達しやすいでしょう。
長距離でのトラックの運転の配送とは違い、配達する距離も短いので肉体的な負担も少なく始めやすい仕事といえます。
この記事をご覧になっている方は軽貨物の配送の仕事の給料はどれくらいなのか?
気になっている方もおられるのではないかと思います。
軽貨物の配送の仕事も働き方や雇用される会社によっても給料が違います。
だいたいの収入がどれくらいなのかざっくりですが解説したいと思います。
企業に雇用された場合の給与は?
宅配業務の全般を担っている大手2社は平均どれくらいの給料をもらっているでしょうか?
佐川急便・ヤマト運輸は国内での宅配荷物取扱いシェアがダントツの大手物流企業です。
【佐川急便】
輸送ドライバーとセールスドライバーの2職種で求人募集されています。
一般的に採用されると準社員として試用期間1~3ヶ月を経て、佐川急便の正社員になれるようです。
スタート時の月給は勤務地などにもよりますが20万円前後が多く、その後正社員に登用されれば、週休二日の働き方を選んだ場合、平均月収33万円ほど収入を得ることができるようです。
もちろん社員ですので通勤手当や残業手当の支給があります。
佐川急便は昇給が半年に1度あるようで、給料はドンドン上がっていくようです。
ですが、ボーナスはとても少ないとのこと。
平均年収は400万円を超えている方が多いようですが、宅配ドライバーの年収は、入社数年は250万円ほどだそうです。
ですが、定年退職時の退職金は1000万円を超える額を支給されているようです。
現在では「働き方改革」を導入している企業も多いため、こちらで先述した額の月収が支給されているのかは、はっきりとはわかりません。
ですので、業務量が減っているとすれば自ずと支給額も減っていくといえるでしょう。
【ヤマト運輸】
ヤマト運輸では契約社員として入社後、正社員として働けるようです。
新卒の初任給では20万円前後からスタートします。
宅配ドライバーの平均年収はだいたいでは360万円から500万円以上の年収を貰えるようです。
ヤマト運輸の平均年収は大手の宅配物流業者の中でも群を抜き800万円を超えています。
待遇面では大手他社より比較的良いといっていいでしょう。
新たに参入が始まった軽貨物配送のサービス
最近、実店舗での購買層が減り、自宅にいながらでも買い物ができるネット通販を利用する人が増えていることから、大手小売り業者は自社が運営する配送サービスを続々とスタートさせています。
【Rakuten EXPRESS】
インターネット・ショッピングモール「楽天市場」のサービスを展開している大手IT企業の「楽天」は、自社が運営する配送サービス「Rakuten EXPRESS」を開始しています。
【ヨドバシエクストリームサービス】
家電のヨドバシカメラも「ヨドバシエクストリームサービス」を開始。
東京23区全域や横浜、大阪、福岡の一部で配送サービスを提供しています。
配送はヨドバシカメラの自社社員が行い、最短で2時間30分以内に荷物を届けるサービスで、ネット決済が完了している客様先に配達するので、現金の取り扱いなどはなくスムーズといえるでしょう。
週休4日制、週休3日制、週休2日制、週休1日制の中から希望の勤務形態を選べるようで、社員として雇用されるので、月給制で給与が支払われています。
【Amazon Flex】
また、「Amazon」も自社での配送サービスで「Amazon Flex」のサービスを開始しています。「Amazon Flex」の専用アプリから、登録した個人が仕事を組み込むという流れで、自分の好きな日時や時間を選んで働くことができるようです。
自営業として働く軽貨物配送の給与は?
【業務委託の軽貨物ドライバー】
宅配会社と業務委託契約を結び個人事業主(自営業)として働きます。
主に大手の運送会社から業務委託された荷物をお客様の自宅や企業に届けるのが仕事内容になります。
出来高制を取っている場合がほとんどで、配送すればするだけ稼げるのが大きな利点です。
荷物1個の配達料の相場は150円~200円で、1日おおよそ150個は配達できると考えれば、
<1個150円×150個=22500円>
月収は45万円~60万円は見込めるようです。
ですが、そこから経費は自分で支払わなければなりません。
・車両代 1万円(月額)
・燃料費 3万円(1日100キロを走行した場合)
・車の保険料 1万円
・車両維持費 3千円
・車検費用 5万円
・駐車場代 1万円前後
・所得にかかる税金、健康保険料 10万円前後
月に45万円~60万円稼いだとしても、17万円近くは引かれると見越すと、手元に残るのは28万円~43万円くらいになるでしょうか。
人にもよりますが、年収400万円近く、またはそれを超えた額を稼げるようです。
また、登録している運送業者への支払いとして、売上の一部を手数料として支払う費用もありますのでざっくりとですが経費はこれくらい掛かると見越していたらいいでしょう。
また、ボーナス・退職金は個人事業主ですのでありません。
自分で国民健康保険、国民年金に加入しなければなりません。
また自分で確定申告の手続きをする必要がありますが、そんなに複雑なものではないでしょう。
個人事業主として業務委託での軽貨物ドライバーとして働くのは雇われの身とは違い、給料や福利厚生などの面では違ってきますが、自分が社長といってもいいのでやればやっただけ収入も増えますし、自分の裁量で自由にできるのでやりがいもあると思います。
先述しましたとおり、荷物量の増加によりこれからも物流業界でのドライバー争奪戦は、ますます激化していきそうです。
どの会社もドライバーの不足で様々な求人をだしています。
あなたが軽貨物の配送の仕事をしてみたいなと思っているならば、どういった働き方が自分に合っているかをよく考慮して決めてみてください。
正社員で、アルバイトで、個人事業主として等々、ライフスタイルに合った働き方ができればベストだと思います。
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もちろん、ガッツリ働きたいといった方もご相談ください。
軽貨物の配送の仕事は、重い荷物も少ないことや、軽バンでできることから運転もしやすいので元気な若い人だけでなく、女性やシニアの方でもサクッとできるドライバーの仕事です。
「ロジデリ」では物流関係でのお仕事の経験のあるスタッフが常駐しています。
ですので「気になったから働いてみたい」といった気軽なご相談から応じています。
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気になった方は是非、一度「ロジデリ」にお問い合わせください。