1.休日が取りづらい
ルート配送がきつい仕事と言われるのは、休日が取りづらい事があげられるでしょう。
もちろん、法令で決まっている日数を休むのは当然の権利です。
しかし、ルート配送というのはたいてい、決まった日にちに決まった商品などを届けるお仕事ですから、商品の届かない日があると困る顧客が多いという性質があります。
ですから、休めても飛び石で、連休で休むことは難しいでしょう。
また、残業も多いことも特徴にあげられます。
道が混んでいたり、荷の積み下ろしに時間がかかったりすると、時間がずれ込んでしまうのです。
ルート配送の仕事はまず荷を積むことからはじめなければならず、早朝に出勤する必要があります。
さらに最終配送が終わった後会社に戻り翌日の準備をすることになるので、結果残業も多くなり、拘束時間が長くなってしまうこともきついと言われる理由のひとつのようです。
会社によって、残業代が出るところと出ないところがあるようなので、ルート配送の仕事を考えているようでしたら、求人の福利厚生をしっかりチェックしましょう。
2.給与が高くなく、重労働
基本的なことですが、労働の割に給与が高くないこともきついと言われる理由のひとつのようです。
会社によっても違いますが、給与の平均は20万~30万ほどで、賞与は出るところとないところがあるようです。
残業代もあらかじめ含まれている場合がありますから、注意が必要です。
前述しましたが、ルート配送は早朝に荷物をトラックに積み、それらを配送し終えてから会社に戻り、次の日の荷をトラックに積むというのが仕事の流れになります。
荷物の大きさや重さなどはまちまちですが、荷の積み下ろしはほぼひとりでしなければなりません。
また、暑い夏も、雪の降る日も、外で作業する仕事です。ですから、思っている以上に重労働と考えていいでしょう。
体力に自信のない方には難しいお仕事で、肉体的にもきつい仕事といえます。
3.仕事に変化がない
ルート配送は、ほぼ決まった顧客から決まった納品先へと荷物を運ぶお仕事です。
ですから、毎日同じ道を同じような時間、運転することになります。
変化に乏しい仕事なので、飽きっぽい人には向かないでしょう。
スキルアップのようなこともあまり望めません。毎日同じことの繰り返しですが、毎日同じ時間に荷を届けることが重要なお仕事ですから、間違いは許されません。
それなりに緊張感を持つことが求められます。 また、基本的にひとりの仕事なので、孤独が苦手な人にも向きません。
とは言うものの、荷を届ける顧客とは毎日接触するので、まるきりの孤独というわけでもないのです。
それなりに社会人としての常識が必要とされます。
顔をあわせる顧客と気の合えばいいのですが、嫌味を言う顧客の場合もなきにしもあらずです。
ひとりでそれに対処しなければならないので、それがきついと感じる人もいるようです。
4.ルート配送の仕事のメリット
逆に、ルート配送の仕事の利点ですが、毎日だいたい同じ時間に出社し、同じような時間に退社するので、例えば長距離ドライバーなどに比べれば、毎日のリズムが作りやすい仕事かもしれません。
また、自分の裁量で仕事ができるので、人に指図されることがあまり得意ではない方に向いています。
顧客と接する以外はほぼひとりというのもある意味気楽でしょう。
ルート配送は、配送先がほぼ決まっているので、未経験者でも歓迎されることが多い仕事です。
ドライバーの仕事をまずはじめてみようという未経験者にもハードルが低い仕事でしょう。
上記の内容から、体力的にもきつく給与も少ないのでは、ブラックな仕事かも、という印象を受けたかもしれません。
しかし、業界もそのイメージを払拭すべく、最近はずいぶん待遇も改善されているようです。
また、荷の積み下ろしなど、社内で協力する場面も多く、従業員同士の仲がいいことも多いといいます。
いかがですか?
思ったよりも、ルート配送の仕事ってきつそう、と思った方も多いかもしれません。
ルート配送の仕事では、在庫が確保されていることがビジネスの条件となっている商店や業者に配達することも多いので、配送時間と配達内容の正確さが重要になるのです。
ですから、きついと思われるような内容も時にはあるかもしれません。
しかし、社会を回しているとても重要な仕事でもあります。ルート配送に興味を持ったら、ロジデリで検索してみることからはじめてみることを、ぜひお勧めします。